Cork

大切なものとはなにか

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以前、超個性的な運転手さんのタクシーに乗りました。

 

運転手さんは、若い頃、多くの職業を転々とし、小さな島で星を見ながら暮らしたりしていましたが、子供が生まれたのを機にタクシー運転手になったそうです

 

やがて、個人タクシーの資格を得た運転手さんはリーマンショックの時に「今しかない」 と、全貯金をはたき、借金までしてベンツを購入しました。

 

運転手さんは、世界でオンリー1のタクシー運転手を目指していたのです

 

だから、周囲の反対を押し切ってベンツを買い、「長距離のみの予約制」という独自のサービスを思いつき、行動に移しました。

 

やがて、口コミでお客さんが広がり、引っ張りだこの運転手さんになりました。

 

普通のタクシー運転手さんでは持ちえない

「直感力」

「決断力」

「行動力」

を持ち得ていました

 

気づかなかったものに気づく

 

また、以前、こんなスーパー運転手にも出会えました。

 

最初から自然な愛らしい笑顔。

 

ドアの開けかた、声のかけかた。

 

違和感を覚えるくらい すべての動きが完璧だったので、以前の職業を聞きました。

 

デパートの外商で宝石の販売を担当されていたそうです。

 

売り上げ全国トップ10に入っていたとか。

 

毎日、富裕層を相手に独自のスタイルで、成績を築いていたそうです。

 

しかし、宝石商として輝いていた一方、彼はいつしか 虚しさを感じるようになっていたそうです。

 

毎日、会社の屋上でひっそりと練習しているうちに、抑えきれなくなっていきました。

 

今まで、お客さん、上司、会社に対して忠誠をたてて働いてきた彼が、職を捨てて 辞表を出したのが30代半ばだったそうです。

 

これまで積み上げてきた実績をすべて捨てさりタクシー運転手になりました。

 

最初の 手取りは16万円。

 

不安がこみあげます。

 

家族の生活もあります。

 

ひたすらがんばるしかなかったそうです。

 

彼はそのうちに、最も大事なことに気づきました

 

それは唯一の大切な存在。

 

家族の存在

 

なぜ今まで気づかなかったんだろうと、その気持ちに気づいた時、涙がとまらなかったそうです。

 

それから10年以上の歳月が経ち、今、48歳。

 

毎日が夢に溢れ、家族との時間を満喫していると満面の笑みで話してくださいました。

 

仕事とは何か。

 

お金とは。

 

家族とは。

 

幸せとは。

 

人生とは。

 

こういう話を聞く度に、再度、生きることについて考えるきっかけをもらいます。

 

意外に大事なものは、少ないのかもしれません。

 

そしていつも身近にあるのですね。